旅に出ると、多くの人が利用する場所、それがホテル。
頭を悩ませたわりに、行ってガックリということも。
これを解決するには、利用目的をはっきりさせること。
この記事では、ホテル・宿泊形態をタイプ別に分けて、
どんなタイプの宿を選ぶと、満足につながるかを書いてみる。
旅なんて趣味なので、好きなところに泊まればいい。
といってしまうと、身も蓋もないが、本質はそのとおり。
だが、同じホテルにリピートするのでもなければ、計画のたびにかなり頭を悩ませるもの。
今はホテル予約サイトなんかもあって、漫然と選んでもホテルは見つかる。
でも、どんな宿に泊まりたいのか、きちんとイメージしてから検索すると、
満足度が高まることは間違いなし。
といっても、どうイメージすればいいのか?
イメージの仕方の参考例として、ホテルタイプのお勧めを考えてみよう。
シティホテル
異論はあるだろうが、高級ホテルとほとんど意味は同じと定義。このタイプに泊まる場合、ホテルそのものを満喫すべし。
駅からも歩くのではなく、タクシー等使うべきだし、
レストランも外で安いところを探すのではなく、ホテル内で。
ルームサービスを使うのもいい。
バーで夜景を楽しむのもいいし、大きなバスにゆったり浸かるのもいいだろう。
観光なんかしない勢いで、ホテル内の非日常を味わうべし
そう考えると、グループ・家族旅行には向かないかな。
個人・カップルにおすすめのタイプになりそうだ。
ビジネスホテル
このタイプが一番定義しにくい。原義はともかく、競争が激しいので、サービスが多様化しているからだ。
まあ、都市部にある1万円以下のホテル、という定義で書いてみる。
基本的には寝るだけで、昼は観光に行くスタイルをとるといいのだが、
最近はサービスもどんどん向上している。
朝食もバイキングで、ご当地食材があったりもするし、
技術の進歩で掘削が容易になったせいか、温泉大浴場があるところも多い。
シティホテルとの垣根がどんどん下がっている印象だが、確実に違うことがひとつ。
いろんな場所の面積が狭い
部屋はもちろんのこと、温泉があってもサイズが小さめだったりする。
このあたりでコストを下げているので仕方ないのだが、
それさえOKならば、誰でも快適に泊まれるタイプだ。
民宿・ペンション
これもホテルと分けにくい場合もあるが、家族経営レベルの宿と定義しておこう。設備はピンきり、民宿とペンションでは雰囲気も大違いなのだが、
ホテルとはっきり違うのは
従業員との距離が短い
ということにつきる。
それはつまり、相性問題が発生しやすいということ。
このせいで、ネットの口コミも当てになりにくい。
泊まってみないとわからないのだ。
リスクはあるが、相性が良かった場合、ホテルより安くて快適になるので、なかなかあなどれない。
口コミサイトより、ホームページの女将の写真を見て決めるのもいいかも。
ドミトリー
知らない人は知らないと思うが、相部屋形式の宿のこと。ユースホステル、ゲストハウス、とほ宿、ライダーハウスなどいろいろ。
一泊1000~2000円くらいで泊まれるので、コストはすばらしい。
ただ、このタイプはさらに相性問題が発生しやすい。
民宿と違うのは、従業員だけでなく、他の宿泊客とも距離が近いことだ。
ゆえに、その日の泊り客で印象が大きく変わる。
口コミがさらに当てにならないタイプだ。
自分の資質も問われる(というほど大げさでもないが)。
マナーがない行動をとると、しっぺ返しを食らうし、
事前にドミトリーなりのマナーを調べてから行くべし。
基本的には“常識”があればいいのだが、
自分の常識は世間の非常識、という場合もある。
うまくいくと、泊り客同士で大宴会とかあったりするし、
良くも悪くも、ホテル泊よりインパクトがあるので、思い出にはなる。
キャンプ
コストは最安、といいたいところだが、人によって大きく違う。テントもなく、軒下でシュラフ(寝袋)就寝という人から、
高級車移動、高級テントを使用して、
霜降り肉を炭焼きしている人までいる。
といっても、道具を買ってしまえば、
ホテルと比較すると格段に安いし、寝る場所もプライベートを確保できる。
隣のテントの人と一緒に酒を飲んだりすることもある。
かといって、ドミトリーのように強制的に顔を合わせるわけでもない。
自分で何もかもやらないといけないというのが、楽しみでもあり、欠点でもあるが、
テントはワンタッチ的なものもあるし、食事はレストランという手もあるので、
思ったほど手間というわけでもないようだ。
価格から手間まで、すべてが自分しだい、
という結論になるのだろうか。
結局、どのタイプに泊まるべきか?
今の日本はデフレから脱却してないし、収入もまだまだだ。さらに、個人主義が普及して、
プライバシーを重視する人が主流。
せっかくの旅行であまりチープな思いはいやだろう。
となると、選ぶべきは二つではないかと思う。
ビジネスホテル
キャンプ
どちらも事前の準備によって、
コストパフォーマンスを高められるタイプ。
ビジネスホテルは情報収集によって、快適施設が多い場所を選べる。
キャンプは道具をいいものにすることにより、快適にプライバシーを保てる。
日本はなんだかんだといって安全な国。
安いホテルでも、犯罪が起こるわけでもないし、
キャンプしても、泥棒が出ることもまれだ。
ぜひ、これらのタイプの宿で旅を満喫してほしい。
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