2015年4月28日火曜日

【旅先紹介】江戸時代にも庶民の憧れ。お伊勢参りは現代人にもぴったり。三重県伊勢周辺

伊勢といえば何を思い浮かべるだろうか?
やはり、第一に来るのは伊勢神宮だろう。
古来から、一生に一度は参拝してみたいと人々が思っていた伊勢神宮。
きっと現代人にとっても、行く価値は十二分にあるはず。
そんな伊勢神宮と周辺を紹介する。

伊勢神宮鳥居



お伊勢参りといえば、なんとなくあこがれる人も多いのでは?
伊勢市がどこにあるのかわかってないのに、
伊勢神宮に行ってみたいと計画していた人すらいるくらいだ。

江戸時代には伊勢神宮参拝は“お伊勢参り”といって、大変な人気だったらしく、
徒歩で旅をしないといけないにも関わらず、数百万人も参拝者がいた年もあったとか。
現代だとしてもすごい人数なのに、あの時代ですよ?
それだけの魅力があったということになるわけだ。

伊勢神宮って日本で一番有名な神社かも? 

伊勢神宮に予備知識なしに行って一番驚くのが、
内宮正殿の新しさ、シンプルさではないだろうか?
神社というと、複雑壮麗な建物が普通だし、
田舎の小さい神社ですら、古い建造物感が漂っている。

伊勢神宮

しかし、伊勢神宮は違う。
意外と小さくて、新しく感じる正殿。
これは式年遷宮といって、20年ごとに作り変えられることになっているためで、
新しくても歴史の重みを感じられるはず。

伊勢神宮正殿

そして、ある意味もっと驚くのは、参拝者の多さかも。
日本には、他にも大きな神社はたくさんあるけど、
やはりここが一番有名な神社なんだなあと感じさせる。
でも、そのせいでいろんなところを見るのが大変だけどw

伊勢神宮は外宮と内宮の二箇所に分かれていて、
少し距離もある。
ならわしとしては、外宮→内宮の順でお参りするものなんだけど、
忙しい日本人、好きなように見ていってもいいのでは?

日本の神様は心が広いので、敬意を忘れなければきっと大丈夫。

食べるにも買うにも遊ぶにも良し、おかげ横丁

内宮のまん前には大商店街が。
といっても、普通の商店街ではなくて、
時代劇のセットに迷い込んだような建物が並んでいる。

おかげ横丁

おかげ横丁

これだけでも、行く価値ありなんだけど、
商店自体も楽しい。

伊勢土産といえば赤福だけど、
ここでは、座ってお茶とともに赤福を食べたりできる店もある。
お茶を買えば、缶にあふれるほど詰めてくれたり、
サービスもいい感じ。
面白いものも多いので、お金を使いすぎちゃうかも?

美味いのか、まずいのか? 伊勢うどん

日本には麺料理が山ほどあって、それぞれ特徴があるんだけど、
伊勢うどんがインパクトでは一番かもしれない。

伊勢うどん

讃岐うどんなんかでも、香川に行って食べると、
『地元の讃岐うどん屋とはなんだったのか?』という衝撃がある。
しかし、それはあくまでも、麺の常識を極めた方向でのインパクト。

伊勢うどんには麺の常識を粉々に打ち破るインパクトがある。

そう、一時間も茹で続ける麺類が他にあるだろうか?

それだけ茹でても溶けたりせず、ちゃんとうどんの形を保っているのもすごい。
箸でも普通につまめるのだ。
さすがにコシはない。
柔らかもちもちの麺というのは言うなれば…?
なんだろう、伸びない餅、といったらいいのかなあ。

コシとかアルデンテとか、麺の評価は歯ざわりと連動するのが普通。
でも、伊勢うどんはその考え方で評価してはいけないと思う。
嫌いという人も多いが、好きな人は大好き。
それは、他にない食感を持つという証でもあるのだろうか。

蛇足かもしれないが、ツユ(というか、タレ)もいい。
しょうゆの色が濃いのに、塩辛くはなく、甘辛い感じ。
餅に砂糖醤油をつけて食べるのが好きなら、気に入るはず。

餅という形容をかなりしてしまったが、
餅とは結構ちがう食感なので、ぜひ食べてみて。

伊勢以外の観光をするなら、やはり定番の志摩

伊勢志摩と言うように、セットで語られることも多い志摩。
距離も近いし、ホテルを探していたら、志摩に決まったりもする。
このあたりの海岸は複雑な構造なので、
牡蠣も名物だったりするし、海産物はやはりおいしい。

そして、こういう場所では、やはり岬と灯台しかないでしょう!
このあたりの海は難所として知られた場所で、
90年近くも前に灯台が建てられたそう。
船乗りには大変だけど、そういう場所は景色が最高になる。

大王崎灯台

大王崎周辺の海

今は技術の進歩で、灯台の必要がないんだけど、
今でも観光の目玉として残されている。
行けば誰でも思わず写真を撮りたくなるはず。

ということで、現代のお伊勢参りとは?

観光気分で行くのも良し。
まじめに参拝するのも良し。
日本の神様は懐が深いです。

伊勢うどんを食べたい、でも良し。
伊勢えびの本場に、でも良し。
いろいろある伊勢は、現代にも充分通用する観光地である、ということかな。

てことで、今回はここまで。

写真素材利用元1:街画ガイド
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