2015年6月7日日曜日

【旅先紹介】世界一の孤島は文明の栄枯盛衰を忍ばせる。モアイの島、イースター島

モアイというと、口からリングを吐く敵役…。
とかいう古いネタは置いておいて、イースター島。
かなり有名な神秘の島という感じであろうか?
同時になかなか行けない遙か彼方の観光地。
今回はここイースター島を紹介しよう。

モアイ像Photographer Phillie Casablanca



冒頭の冗談に戻ってしまうが、
モアイというものを初めて認識したのは、
コナミの有名シューティングゲームであるグラディウスだったように思う。
インパクトのある石像が記憶に残り、
その次にイースター島にあるんだということを知ったんだった。

小さな南海の孤島に、不思議な石像だけたくさん並んでいる。
写真などを見ても、とても旅情をそそられたもんだ。

でも、ここって本当に遠いよね。
地球上で一番他の陸地から孤立した島、らしいです。
ということで、まずは行き方から。

世界一の孤島にはどうやって、いくらで行けるのか?

イースター島への直行便は当たり前のようにない。
チリのサンティアゴか、タヒチまで行って、
そこからランチリ航空で行くことになるみたい。
どちらも大観光地で、
イースター島にさらに時間をかけるのがもったいないような気もするくらい。
それくらいでないと、絶海の孤島観光なんて無理なのかも。

まずは、サンティアゴとタヒチにどうやって行くか、
日時を8月15日~29日と仮定して、エクスペディアで調べてみた。

サンティアゴ往復

往復料金\207,250
往路

エアカナダ AC 4
成田17:30→バンクーバー10:15
フライト時間8h 45m 乗り継ぎ時間3h 45m

エアカナダ AC 102
バンクーバー14:00→トロント21:25
フライト時間4h 25m 乗り継ぎ時間1h 15m

エアカナダ AC 92
トロント22:40→サンティアゴ10:20
フライト時間10h 40m

復路

エアカナダ AC 93
サンティアゴ19:30→トロント05:35(+1日)
フライト時間11h 5m 乗り継ぎ時間4h 25m

エアカナダ AC 105
トロント10:00→バンクーバー11:54
フライト時間4h 54m 乗り継ぎ時間1h 46m

エアカナダ AC 3
バンクーバー13:40→成田15:20(+1日)
フライト時間9h 40m
エンパナーダPhotographer julesstonesoup

タヒチ往復

往路料金\169,080
往路

ニュージーランド航空 NZ 90
成田18:30→オークランド08:20
フライト時間10h 50m 乗り継ぎ時間7h 0m

ニュージーランド航空 TN 314 | 運航会社 : エアタヒチヌイ
オークランド15:20→パペーテ22:10
4h 50m

復路

ニュージーランド航空 TN 315 | 運航会社 : エアタヒチヌイ
パペーテ07:50→オークランド11:45
フライト時間5h 55m 乗り継ぎ時間20h 55m

ニュージーランド航空 NZ 99
オークランド08:40→成田16:50
フライト時間11h 10m

サンティアゴに行くだけで、往復とも30時間。
タヒチは楽かと思ったら、行きは23時間、帰りはなんと38時間!
どちらも楽じゃないなぁ。

そこから先はスカイスキャナーで調べてみた。

サンティアゴ経由

往復料金\149,006
ラン航空
往路(8月19日)
サンティアゴ9:05→イースター島13:00
フライト時間5時間55分

復路(8月25日)
イースター島13:25→サンティアゴ20:15
フライト時間4時間50分

タヒチ経由

往復料金\70,477
往路(8月18日)
ラン航空 + エアタヒチヌイ
パペーテ1:50→イースター島12:15
フライト時間6時間25分

復路(8月25日)
イースター島23:30→0:40(+1日)
フライト時間5時間10分

やはり、タヒチ経由が有利。
しかし、タヒチからの直行便は曜日が限られていて、
経由便だと二回乗り換え38時間とかなったりするので、
計画はきちんとしないと大変。

しかしまあ、よほど暇がないと、行って帰るだけの旅になりそう。
普通は一生に一回行くか行かないか、
(というか、大抵は行かない)地だということだな~。

それだけ時間かけてどんなものが観光できるんだろう?

やはり基本はモアイ。
900体ものモアイが島中に点在している。
といっても、ほとんどのものは倒れていて、
立っているのは限られている。

モアイと海Photographer Phillie Casablanca

一番壮観なのは、アフ・トンガリキというポイント。
なんと、15体ものモアイが並んで立っている。
しかもだ、これらのモアイはかつては倒れていたのを、
日本は高松の企業タダノが無償で修復・復活させたのだとか。
さすがは日本!

史上最大の作戦~アフ・トンガリキ復興プロジェクト

他にもいろいろあるのかな?

アナ・カイ・タンガタという、かつて食人があった時代の洞窟がある。
小さな洞窟であるが、中で食人儀式があったりしたよう。
鳥人信仰儀式のためのオロンゴという場所も。
そして、巨大カルデラのラノ・カウといったところか。

数あるモアイを見て回ったり、退屈する事はないと思う。
しかし、ここではあくせく観光して回ることはない。
この島はいわゆるビーチリゾートではないけど、
世界に二つとない島として、神秘に浸りつつまったり過ごすのが正解に思えるなあ。

世界一周ふたり旅 イースター島(EASTER ISLAND)

何でこんなにモアイがあるのさ?

人と文明の不思議さと、自然破壊の怖さが全部関わっているそうな。
大昔、イースター島に住み着いたのはポリネシア系の人たち。
その頃には、島中が豊かな森に覆われていて、
食べ物も豊富だったそうな。

1日暇の多い生活をしていた彼ら。
だんだんと、信仰にはまるようになっていった。
その信仰対象がモアイなのだ。

暇なもんだから、競って大小形さまざまなモアイを作った彼ら。
重機なんかあるわけもなく、すべて人力。
石切場からモアイを運ぶには、
豊富な木を切り、丸太の上に載せて運んだよう。
『木なんていくらでもある』と思っていたんだろうな。

ところが、木を派手に伐採していくと、自然が牙をむく。
大地の保水力がなくなり、養分も減り、
だんだんと森がなくなってきたのだ。

ここでやめればいいものを、かえって過熱していってしまう。
お互いに戦争して、負けた側のモアイを倒したり、なんやらかんやら。
そうこうしているうちに、島中の木は全滅し、
文明自体崩壊してしまったんだそう。

今でも、ほとんど草しか生えていないイースター島。
石油文明の我々にもなんだか身につまされる話だ。

さて、イースター島グルメは何だ!

いつものごとく、食べ物の話題。

チリ領らしく南米っぽいけど、島らしく海鮮が多いそうな。
特にマグロ料理が食べられるというのは、日本人向きだ~。

名物はエンパナーダとセビッチェ。
エンパナーダとはピロシキみたいな感じの南米料理。
パイ生地っぽい中に肉野菜を詰めてるのが普通らしい。
でも、イースター島では魚介類がたっぷり入っているそう。

セビッチェPhotographer Pixel Drip

セビッチェは生魚と生野菜をレモンで味付けした料理。
ペルーの有名料理と基本同じだけど、味は微妙に違うそう。
これも日本人向き!

イースター島・お食事編
イースター島の食事

その他にも、各国料理店や日本料理店まであるみたい。
食べものには困らないと思う。

イースター島観光をまとめると

やはりモアイにつきるかな。
海と山の景色に癒されつつ、文明崩壊の不思議を堪能する。
タヒチ経由で行って、両方滞在すれば、どちらも島なのに、
雰囲気のあまりの違いに驚くこと間違いなし。

でも、どちらも堪能しようと思ったら、
二週間でも足りなかったりして…。

ではでは、今回はこんなところで。


写真素材利用元:everystockphoto



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