2015年7月17日金曜日

【旅行記】ナポリ・シチリアの旅 その5~いよいよシチリアへ到着。パレルモは魚介が旨い

ナポリ・シチリア旅行記第5回は、シチリアの州都パレルモ観光。
日本と並ぶと言われるほどの魚介のうまい地ということで、否が応でも期待が高まる。
もちろん、イタリア本土と異なる文化を見ることも目的だ。
果たして、シチリア島とはどんな場所だったのか?

パレルモの大聖堂

早朝のパレルモに到着

パレルモ行き夜行フェリーに一泊。
揺れる船内でも意外と寝られるもので、ゆっくりとさせてもらった。
到着が近いということで、デッキに出て外を眺めてみたが、まだ明るさは微妙。
そのおかげで船からのパレルモ夜景を堪能することができた。
到着時刻は夜明けに等しかったみたいで、港に接岸するころには空もすっかり白んでいた。
フェリーは街の中心部からは離れた場所に着くので、タクシー等が待っていたりもしたのだが、
なんとなーく徒歩で街に向かってみた。

フェリーから車が

実は港からほど近い大通りのエメリコ・アマーリ通りというところに宿を予約しているのだ。
というわけで、エメリコ・アマーリ通りの最初に目についたバールで朝ごはん。
やはりイタリアはバールが便利でいいね。
菓子パンと何故か紅茶を腹に収めてから、宿に向かう。とりあえず、荷物を置かないと。

宿が予約されていなかった

少し迷いつつ、宿に到着。ところが!

今日は満室だし、予約はされてないよ。

と言われてしまう。がーん!
予約サイトからの予約完了メールを見せるが、部屋がないもんはないらしい。
どうしようかと思っていると、近くのいい宿を紹介するからついてこいとのこと。
他に案があるわけでもないし、とりあえず見てみるべえかということでついていってみる。

そして、紹介されたのはBed & Breakfast Amari 58という近くの宿。
マンションの一階を半分くらいB&Bとして貸し出している、という感じ。
なんか、元の宿より洒落ていて清潔感も上。ちょっと電波は弱いがwifiも使える。
もちろん即決。しかも、元の宿より高いはずなのに、元の宿の価格でいいとのこと。
実にラッキー。
荷物を置かせてもらって、パレルモ観光へいざ出発。

泊まった宿の部屋

といっても、いつものパターンで街をぶらぶらするのが主目的。
ここは絶対に行かねば!とかいう場所はあるようでないようで、やはりあるか?
とにかく、宿のあるエンリコ・アマーリ通りからパレルモ中心部までは1キロ余りある。
程よい距離ということで、南北の主要通りぽいローマ通りを徒歩で南下。
途中にも歴史的建造物がバンバンあるのがヨーロッパらしいね~。

ローマ通り


バスターミナルに向かう

さて、観光も大事だが、次に向かう場所への足の確保も大事。
情報を入手するため、パレルモ中央駅に行ってみることにした。
バス移動の予定なのだが、パレルモではバスターミナルは駅にくっついているようで、非常に便利。
といいつつ、長距離バスターミナルは駅舎から線路の方に向かい、けっこう外れまで歩かないといけないのであったが。
そして、バスチケットの販売所もぽつりとした小さなブースがひとつ。最初わからなくて、さまよってしまったw
長距離バスはいろんな行き先に出ているようなのに、こんな小さな窓口対応で間に合うとはのどかなもんだねぇ。
さて、次に向かうシラクサまでのバスは一日四本。
所要時間3時間15分、とりあえず移動日は決めているのでチケットを予約してみた。
シチリアもこういうところは英語がバッチリ通じますな。

シラクサ行きの時刻表


今度こそパレルモ散策

大事な用事は済んだので、パレルモを散策。
結局今ひとつ目的地を確定せずにさまよってしまう。これが楽しいんだけど。
そうすると、庶民の台所的な市場に遭遇。Ballaro Street Marketというところらしい。
肉やら野菜やらに混じって、大々的に魚介類が置いてあるのがシチリアらしいのかな。
主に食材なんだけど、ちらっと買い食いできるものも売っていたので、
そんなものを食べながら市場を堪能。

街角の市場

そしてまた、散策というかさまよっていると、石膏像?を配した噴水のある広場に。
プレトリアの噴水という場所。
博物館にでもありそうなものが街角の広場にあるのがまたすごいよなぁ。
良さそうな場所なのに、あまり観光客も地元民もいない。
というか、パレルモ自体観光客だらけという感じじゃないね。
パレルモは大都市すぎるし、シチリアに来た人はすぐ地方都市に行ってしまうのであろうか?

彫像の公園

噴水でしばらく休憩してから、今度はパレルモの大聖堂へ。
大聖堂前は広場になっていて、地元民の憩いの場所にもなっている感じ。
こちらはけっこう人がいる。さすがに大聖堂。
中に入ってみると、観光客というより地元民が多い。
やはりパレルモには観光客は少ない印象だね。その分ゆっくりできる。

大聖堂内部


シチリアのシーフードの評価はいかに?

そんな感じで休憩しつつだらだらさまよっていると、いつの間にか夕方に。
一旦宿に戻ってから、夕食に出かけることにする。
実のところナポリではピッツァがあまりにも美味かったので、毎日ピッツァばかり食べていたのだ。
シチリアに来たからには、一度シーフードのコースを食べてみねばなるまい。
海外だとトリップアドバイザーがやはり役に立つってことで、近くの店を検索。
Al Cancelletto Verdeという店が宿からそう遠くなく、かつなかなか評価が高いシチリア料理のシーフードレストラン。

ってことで、向かってみるとけっこう高級ぽい。
一瞬躊躇する。あんまり高級ぽいところだと、ソロで食事はしにくいんだがな…。
とはいえ、評価が高い店で食べてみたいなあということで、えいやと入店。
天井の装飾といい、シャンデリアといい、テーブルといい、やはり高級店かもしれない。
でも、シーフードの素材がきちっと冷蔵のショーケース内に並べられていたり、
シーフードに気合入っていますという感じ。
これは期待できそうだ!

イタリアでレストランのメニューを見ていると、Antipasto(前菜)・Primo(最初の皿)・Secondo(2番目の皿、メイン料理ぽい)・Dolce(デザート)と書いてあるところが多いように思う。
ネットのイタリア料理解説なんかだと、もっといろいろ書いてあるんだけど、
基本はこの4つを頼むのがフルコースになるのかな~?
そんなことを考えつつ、前菜にサラダ、Primoにシーフードリゾット、
Secondoに海老のグリル、Dolceにケーキを頼んでみた。
選んだものがどれもこれも絶品。特にリゾットが日本で食べてきたのがなんだったのかという味。
しかし、イタリアのコースって噂には聞いていたけど、量が多い!w
リゾットの時点でなんか満腹感が…。

海老も新鮮で大きい。塩とオリーブオイルだけの料理なんだけど、
素材が良い場合このくらいシンプルな方がいいね。
変なソースとかかかっていると、味がぶっ壊れる時もあるし。
シチリアのシーフードは日本人向きだと思った。

それにしても、海老も一人分とは思えない量。
美味いのでなんとかなったが、すでに腹はパンパン。
そこに更にデザートが運ばれる。誰だ、頼んだのは!
自分だよな~。
必死でケーキまで食べたが、恐ろしいほど満腹だ。
イタリア料理恐るべし。というか、イタリア人ってよく食うのね~。
PrimoにもSecondoにもメイン料理ぽいものがあるので、今後はどちらかだけの注文にしておくのがいいかもしれないな。


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