2015年7月28日火曜日

【旅行記】ナポリ・シチリアの旅 その6~パレルモ二日目、ジェラートが美味い街

ナポリ・シチリア旅行記第6回は、引き続きパレルモの市内観光。
ブラブラしつつ、シチリアのB級グルメを堪能したり、海を眺めたり。
パレルモは文化都市というよりは、近代都市なのかと思っていたけど、
さすがに二千年近い歴史を持つ街。見どころもいっぱいだった。


パレルモ二日目の朝。
Bed & Breakfast Amari 58は名前の通り朝食付き。
菓子パンとコーヒーもしくは紅茶というイタリアらしいシンプルなもの。
美味しいんだけど、ご飯を食べているというよりおやつのような気がする。
イタリア人が日本に来ると、ご飯に味噌汁、焼き魚等々塩辛すぎる、と思うらしい。
朝食の食習慣は間逆なのかもしれない。
まあ、和朝食まではいらないけど、おかずっぽいものも欲しいなあ、という気分になってきた。
そういう意味では、やはりイングリッシュブレックファストは偉大かもしれん。
ただし、あれはあれで重すぎる気もするしな…(わがまま)。


なんてことを考えつつも、美味しく頂いた朝食後は早速観光スタート。
というか、相変わらず街のそぞろ歩きスタートと言ったほうがいいかも。
王宮とか植物園とか見てみたいなあというスポットはあるものの、
後は興味を引かれた場所に入ってみようかな、というくらい。

シチリアのアイスは危険だった!?

昨日に引き続き、ローマ通りを南下する。
途中、バール兼雑貨屋的な店にジェラートが売られているのを発見。
朝食も軽いものだったし、せっかくなので買ってみることにした。
シチリアなのでレモン味をチョイスすると、コーンにするかパンにするか聞かれる。
そういえば、シチリアではアイスをパンに挟むとかいう話。
これも朝食メニューになってしまったりすると、どこかのサイトにあったっけ。
食べたことはないのでパンを指定してみたら、丸パンの間にパンより多いんじゃないかというノリでアイスを挟んでくれた。

こいつは…危険だぜ


いや、なんというか暑い季節なので溶けるのである。
コーンでも側面から垂れてきて危険なことが多いのに、この形態はヤバイ。
手が速攻でベタベタになってしまうっ。

いやでも…、しかし、美味い。
レモンジェラートそのものも最高だし、パンも美味いし、挟むともっと美味い。
これは菓子パンよりシチリア式アイスかもしれないな。
朝食にホテルで出ないものだろうか(無理)。

さて、アイスを食べながら街をさまよううちに、またもや市場らしき場所に迷い込む。
今度は衣料品の市場ぽい。
多分パレルモの庶民向けの服が多数売っているようで、実に面白い。
服が増えても困ってしまうので、買ったりはしなかったが、
服のおみやげがほしい人には安くて良さそうだったな。
昨日といい、やはり現地の市場は楽しい。
他の国ならスーパーを探して飛び込んだりするんだけれど、
イタリアは個人商店が発達していて、スーパーはあまりない感じだな。


イタリアではバールが法律で保護されているため、スターバックスなんかが進出できないそうだけど、
個人商店や市場なんかも同じように保護されているのかもしれない。
日本は商店街がどんどんシャッター街になってしまい、ショッピングモールばかり増えている。
安く物が買える代わりに、地元の買い物文化が破壊されている気もするし、
イタリアのあり方も一概に否定できない気がするなぁ。


やはり、シチリアの海はいいねぇ

さて、実は今日一番期待していたのはパレルモ植物園
かなり敷地は大きいし、公園としても散策すると楽しそう。
ところが、入口まで行ってみると開いていない。
なんか工事中のようでもあるが、単なる休みの日なのかもしれない。よくわからん。
入れないものは仕方がない、そのまま東に向かい、海に行くことにした。


こちらも公園になっていて、ジョギングの人やらゆったりしている人やらがちらほら。
何より、シチリアの海は綺麗だなぁ。
ビーチリゾート系の綺麗さというのと違い、群青色の穏やかなのに力強さがあるという感じかな。
程よく閑静でこういう場所は大好きだ。
そんなわけで、しばらく海をぼけっと眺めていることになった。


アランチーニはけっこうガッツリですね~

しばらくすると、腹が減ってくる。
海沿いにも売店があったのだけど、一箇所しか見当たらなかったし、
公園自体がかなり広いので、売店まで行くのも町中に戻るのも同じような感じ。
ということで、街中散策に戻ることにした。

Villa Garibaldiというこれまた公園を通りかかったら、美味しそうなものが並んでいるバールを発見。
シチリア名物アランチーニ(ライスコロッケ)が置いてあったので、これを食べてみることにした。
意外とあっさりとしていて食べやすい。サイズは日本のコロッケと比べて倍くらいあるかも。
これはB級グルメとしてもかなりいけるのではないだろうか。
シチリアはうわさ通りに、食べ物が日本人向きだね。


次に行ったのは、Palazzo Abatellisという昔の宮殿というか屋敷というかを美術館にしているところ。
美術館というか、民俗資料もたくさん置いてあるので博物館かもしれない。
ここの面白かったところは、学芸員?が展示物をいろいろ保存作業しているところが見えるところ。
そういうものが見られるとはぜんぜん知らなかったんだけど、
かけらをパズルのように組み合わせて、壺の形に再生していたり地道な作業をしていた。
建物の規模の割に学芸員がたくさんいた気もするし、
イタリアはやはり文化財保護に熱心なのだろうね。


レストランはどこでも美味しい…わけでもなかった

夕食はプレトリアの噴水と大聖堂の中間点あたりにあるボローンニ広場
そこにあるシチリア料理レストランに入ってみた。店名は忘れたのだが。
ここは口コミサイトではなく、
現地情報誌だったかチラシだったかで、美味しそうなことを書いてあったからチョイスしてみたのだ。
ここではメインとして魚をすり身にしてオリーブオイルで焼いた料理を注文。
しかし、味は今ひとつ。
外れ料理を引いた可能性もあるけど、前菜もイマイチだったしなぁ。
やはり、店側がやっている宣伝を見ていくのは、旅行では危険かも。
普通に考えて、口コミサイトのほうが信頼置けるよな。

ちなみに、この店はグーグルマップで検索すると出てくるRistorante Carlo Vというところではない。
なんというか、この広場には数軒レストランがあるんだよね。
とにかく、今後はチラシを見ていくのはやめることにしよっと。

そんなわけで、淡々とパレルモ散策の日が終了。
明日は古都シラクサに移動することになる。
うーん、楽しみだ。

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