2015年8月2日日曜日

【旅行記】ナポリ・シチリアの旅 その7~パレルモからシラクサへ、風景は日本と似てるのか?

ナポリ・シチリア旅行記の第七回。
今回は大都市パレルモを出て、高速バスで古都シラクサに向かう。
シラクサバス旅のことや、シチリアのB&B雑感などについてとなる。
シラクサは実にコンパクトで美しい街だった。




ついにパレルモともお別れ。
宿で朝食をとってから、バスターミナルとなるパレルモ駅に向かう。
さすがに荷物が重いので、ホテルから駅まで徒歩は厳しい。
前日確認していた市内バスを使って駅まで。

シラクサへ長距離バス移動

パレルモの市内バスだけど、
チケットはあらかじめタバッキ(雑貨屋)なんかで買っておく必要があるみたいだ。
バスに乗ったら、バス内の刻印機にチケットを挿して日時を記録。
その時間から90分以内ならバスを乗り換えてもOKというシステム。
まあ、ナポリの公共交通機関も似たような感じだったかな。
早朝にバスにのる場合だと、店がまだ空いてなかったりすることもあるし、
前日に買っておくと便利だね。


さて、長距離バスは8:00パレルモ発、11:15シラクサ着。
3時間強の間にトイレ休憩が一回ある。
国によってはこの移動中の景色が良かったりして、すごく良い場合もあるのだけれど、
今回の道の景色はまあまあというか、普通?
日本と風景の色が一緒なのが理由のような気もするので、それはそれですごいことなのかも?


トイレ休憩ではAutogrillというコンビニ的な店が併設されているガソリンスタンドに停車。
外国ではほとんどどこへ言っても思うことだが、日本のコンビニと比較してチープだなあ。
イタリアはバールがとても充実していて、メニューも見ていて楽しいのに、
コンビニ的な店はイタリアの規制のせいか「とりあえず何でも売ってれば満足だろ?」的なラインナップ。
こういう店に入ると、ミネラルウォーターか炭酸飲料くらいしか買うものがない。
ゆっくりするほどの時間があるわけもないので、こんなものでもいいのだけど。

シラクサに到着

シラクサというのは行政エリアとしてはかなり広いみたいだけど、
観光客はオルティージャ島と呼ばれる半島にしか行かないんじゃないかな~?
オルティージャ島が古代都市の雰囲気を残した場所で、
その他のエリアはおおむね普通のイタリアの町という感じだし。


そんなわけで、泊まる場所もオルティージャ島の中心部を予約していた。
島の一番の目抜き通りCorso Giacomo Matteotti通りの三階のB&B。
名前は忘れてしまった。
ここもまた、普通のご家庭が余っている部屋を貸しているというタイプ。
ここは英語を話せる人が一人しかいなくて、その人がほとんどいないのにはまいった。
おばあさんが常にいるんだけど、この人はイタリア語しか話せないようで、ほとんど身振り手振り状態。

ま、イタリア本来はこんなものなのかもな~。
ナポリとかパレルモみたいな都市と比較すると、やはりここは田舎。
英語の通用度も下がっていくというもんだろう。



宿に荷物をおいたら、またもブラブラし始める。
ここの町はどこへいっても博物館のようで、イタリアの歴史ある町は相変わらず凄いね。
狭い石畳の道が入り組んでいるので、車の運転とかはすごく大変そう。
広島県でも鞆の浦あたりも道の細さから生活にいろいろ問題が起こっていたりするけど、
ここではそういうことはないのだろうか?

そう考えてみると、日本はヨーロッパなんかと比較しても、街中は普通のビルばっかりだしな。
町を歩いているだけだと、それほど古いものを見つけることはできない。
その割に、世界中の観光客を惹きつけるほど観光する文化財がある。
不思議なことだ。
まあ、ビルの谷間に突然小さな神社があったりするし、
日本というのは古いものと新しいものが混じりあって文化を形作っているような気もする。



シチリアの夕日は絶景

オルティージャ島は南北2km弱、東西1km弱くらいしかない小さな島。
歩きまわってもすぐに飽きてしまう、かというとそんなことは全くない。
建物を見ているだけで楽しいし、周りの海がまたきれいなのだ。
島から対岸というか、周りの海岸を眺めたり、通りすぎる船を眺めたり。



ここにも二泊予定なので、
ヨットハーバーのそばで夕焼けを眺めながら贅沢な時間を過ごす。
天気が極上だったので、太陽が沈むまで刻一刻と変わる空を存分に楽しめた。
シチリアはいい。来てすぐに気に入ってしまったなあ。

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